【防災力:4】ジェントリーハウス品川大井

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族のと”財産を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 ジェントリーハウス品川大井

[所在地] 〒140-0014 東京都品川区大井3丁目18−15

防災力 Level 4
地盤 []表層地盤増幅率が高い谷底低地、埋没谷
浸水 []浸水可能性の指摘なし
建物 []全体的にはどっしりとした形状
火災 []接面道路及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約14m~18mの谷底低地(一部、切土地)に位置します。
また、対象地は、12万年前~16万年前に作られたという「埋没谷(東京層下部基底面)」の範囲に該当しますので、大地震の際の揺れが大きくなる可能性があります。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

【参照】地下に「埋没谷」があると、何が悪いのか?

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1. 85”です。
都区内の武蔵野台地エリアとしてはかなり大きな数値で、地震の際、揺れが大きくなる可能性が高い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと、地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内及び近隣の同地形(谷底低地)エリアに公開されたボーリング調査地点はありません。
※対象地や隣接地のボーリング調査の結果等が明らかになり地盤への影響が判明した場合には、地盤リスクの評価を見直す可能性があります。

浸水リスク

浸水可能性は指摘されていません。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2004年8月竣工のRC造地下1階地上14階建です。
施工会社は、準大手ゼネコンの「フジタ」です。
本件建物の建設時期は、バブル崩壊で経営難に陥ったフジタが再建中の時期と重なります。ただ、経営難の時期に比べれば、再建中の方がまともな仕事が期待できると思いますし、新築時のデベロッパーである東急不動産等の監理能力も含めて、特に問題がないと判断します。
建物形状は、セットバックして階段状になっている部分はありますが、全体的にはどっしりとしており、建物損壊リスクは低いものと判断します。

 接面道路

南東側都道(幅員約15m)、北東側区道(幅員約3.7m~4m)の2本の道路に接面している角地です。
都道に接面していますので、系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「大井3丁目」の地域危険度は”3”(※)となっており、災害リスクが多少残る地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で”1”が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、大井3丁目は11件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”です。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が高い谷底低地に位置します。
埋没谷の範囲に該当しますが、参考となるボーリング調査がないので、その影響の程度を把握できません。
浸水可能性は指摘されていません。
全体的にはどっしりとした形状の建物であり、損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

埋没谷の範囲に該当し、地盤増幅率が高い谷底低地であることから、地盤リスクを無視することはできません。その他の浸水リスク、建物損壊リスク、火災リスクは低いので、防災力を“レベル4”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。