【防災力:4】パークハウス文京関口

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 パークハウス文京関口


[所在地] 〒112-0014 東京都文京区関口1丁目10−8

防災力 Level 4
地盤 []表層地盤増幅率が優良レベル
浸水 []氾濫浸水区域内で、最大約2.9mの浸水可能性
建物 []全体的にはシンプルかつどっしりとした形状
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高4m~5mほど、神田川流域の谷底低地です。
対象地は、最も新しい地層である「沖積層」の堆積エリアに含まれます。沖積層は、まだ固まり切っていない軟弱な地層であり、地震時に揺れやすい傾向があります。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.32”です。
都区内で優良レベルであり、地震の際の揺れが小さくなる可能性が高い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内及び近隣に公開されたボーリング調査地点はありません。
少し離れますが、同地形(谷底低地)にある複数の調査地点では、表層面は柔らかいものの、深度数mで支持層に到達する地点が多く見られます。
この辺りは、マンション用地としては、地盤に問題のない場所であろうと推察されます。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

最大約2.9mの浸水可能性の指摘があります。
対象地は、赤い線で表示される「神田川が氾濫した場合の浸水区域」に位置しているため、予想外の大雨の際には、想定を超える浸水被害が生じる可能性も考えられます。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2010年10月竣工のRC造地上14階建です。施工会社は、マンション建設に実績のある「東亜建設工業」です。
建物は、東側と西側がズレたような形ですが、全体的にはシンプルかつどっしりとした形状をしており、建物損壊リスクは低いと判断します。

 接面道路

西側(幅員約22.6m)、南側(幅員約4.1m)の2本の区道と接面している角地です。西側接面道路は新目白通り等へのアクセスが容易であり、系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性に問題はないので、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「関口1丁目」の地域危険度は“1”(※)となっており、災害に強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、関口1丁目は55件となっており、治安は“5段階で最悪レベル”となっています。

 本マンションの総評

沖積層エリアですが、表層地盤増幅率は優良レベルです。
周辺のボーリング調査からは、問題のない地盤であることが推察されます。
「神田川が氾濫した場合の浸水区域」に位置しているので、想定を超える浸水被害があり得ます。
全体的にはシンプルかつどっしりとした形状をしており、建物損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

沖積層エリアですが、地盤増幅率が優良レベルです。周辺のボーリング調査からも、大きな地盤リスクはないものと判断します。ただ、神田川流域の立地なので、浸水リスクは顕著です。これらを勘案し、防災力を“レベル4”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。