【防災力:5】パークホームズ杉並上荻

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族のと”財産を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 パークホームズ杉並上荻

[所在地] 〒167-0043 東京都杉並区上荻3丁目27−19

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率が比較的低い台地
浸水 []大きな浸水リスクなし
建物 []2023年竣工のRC造地上14階建
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約46.5m~48.5mの「台地」及び「台地の縁の傾斜地」です。
敷地の南側半分が地形的には「傾斜地」に当たりますが、さほど大きな高低差はないようなので、大きな地盤リスクはないものと判断します。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤の地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.51~1.56”です。
都区内では比較的低い方の数値であり、地震の際の揺れが小さく抑えられる可能性がある場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと、地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
北方の台地にあるボーリング調査地点の柱状図を見ると、深度10mほどまで柔らかい地層があり、その後固い地層となるようです。当該地点の地盤はあまり良いとは言えません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

敷地境界付近に0.1mほどの浸水可能性が指摘されていますが、指摘のある箇所は敷地の周縁部であり、敷地全体に大きな影響を与えることはないものと判断します。
※想定を超える大雨が降った場合には、内水氾濫の被害が拡大する可能性があります。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2023年2月に竣工したどっしりした形状のRC造建物(地上14階)です。施工会社は、大手ゼネコンである「長谷工コーポレーション」です。
大地震の際の損壊リスクは低いものと判断します。

 接面道路

北側で都道の青梅街道(幅員約25m)、東側で区道(幅員約7.2m)に接道する2方路です。青梅街道に接面していますので、系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「上荻3丁目」の地域危険度は“2”(※)となっており、災害に対して比較的強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2022年累計」を見ると、上荻3丁目は2件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”となっています。

 本マンションの総評

敷地の南側半分の地形は、「台地の縁の傾斜地」となりますが、大きな高低差はなく、表層地盤増幅率の数値も悪くないので、大きな地盤リスクはないものと判断します。
0.1mほどの浸水可能性が指摘されていますが、全体的には大きな問題にならないでしょう。
2023年竣工の、どっしりとした形状のRC造建物であり、大地震の際でも損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

「台地の縁の傾斜地」であるため、地盤に多少の懸念は残りますが、大きな地盤リスクはなく、建物損壊リスク、浸水リスク、火災リスクのいずれも低いので、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。