【防災力:5】インザパーク荻窪

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族のと”財産を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 インザパーク荻窪

[所在地] 〒167-0034 東京都杉並区桃井3丁目6−1

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率が標準的な高台の平坦地
浸水 []大きな浸水リスクなし
建物 []どっしりとした形状の建物3棟
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約49mの台地上の「切土地」です。「高台の平坦地」といえる場所です。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.62”です。
都区内の武蔵野台地エリアでは標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
周辺にある調査地点では、
深度10mほどまで、N値2の地層が混在するなど、柔らかい地層が続きます。
その後固い地層となりますが、深度15m~17mほどで再度N値20を切る少し柔らかい地層が表れます。
柱状図に支持層までの表記がなく、支持層の深さは把握できません。
深度10mほどまで柔らかい地層が続き、深度16m前後で再度少し柔らかい地層が入り、支持層の深さが把握できないので、地盤の良い場所とはいえません。
ただ、地震時に揺れを大きくするような軟弱地盤ではありません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

敷地境界付近に0.2mほどの浸水可能性が指摘されていますが、標高や地形からみて、敷地全体に大きな影響はないものと考えます。
※想定を超える大雨が降った場合には、内水氾濫の被害が拡大する可能性があります。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2005年2月竣工のRC造建物3棟(マスターズハウス:地下1階7階建、シーンテラス:地下1階地上14階、サウステラス::地下1階地上14階)です。
施工会社は、スーパーゼネコンである「鹿島建設」です。
いずれもどっしりとした形状の建物であり、損壊リスクは低いと判断します。

 接面道路

マスターズハウス:角地(南側・西側の2本の区道)
シーズンテラス:3方路地(北側及び東側の区道、西側の区道で3方を囲まれている)
サウステラス:二方路地(東側・西側の2品の区道)
幅員は、西側区道で約9.3m、東側から青梅街道に接続する区道が約7mと十分な広さがあり、歩道も整備されています。
西側区道は一方通行路ですが、南方の青梅街道または東方の環八通りへのアクセスは容易であり、系統連続性は良好と判断します。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「桃井3丁目」の地域危険度は“1”(※)であり、災害に強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、桃井3丁目は9件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”です。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が標準的な「高台の平坦地」に位置します。
ボーリング調査は、あまり良くありませんが、深刻な問題も見出せませんでした。
浸水リスクは低いでしょう。
どっしりとした形状の建物3棟であり、損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

表層地盤増幅率が標準的な「高台の平坦地」に位置するので、大きな地盤リスクはないと推察します。周辺のボーリング調査はあまり良い結果ではないのですが、深刻な問題も見出せなかったので、防災レベルを下げるほどのリスクはないと判断します。その他のリスクも低いので、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。