【防災力:5】クラッシィハウス目黒洗足
「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。
物件名 クラッシィハウス目黒洗足
[所在地] 〒152-0012 東京都目黒区洗足1丁目15−13
防災力 | Level 5 |
地盤 | [4]表層地盤増幅率が比較的良好な台地 |
浸水 | [5]浸水可能性の指摘なし |
建物 | [5]2011年竣工の中層RC造建物 |
火災 | [4]系統連続性は普通 |
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら) |
標高・地形
●標高約28m~29mの台地に位置します。
●「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。
※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]
表層地盤増幅率
●表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.51″です。
●都区内では比較的低い数値であり、地震時の揺れが小さく抑えられる可能性がある場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。
※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]
【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)
近隣のボーリング調査
敷地内及び近隣の同地形(台地)に存する公開されたボーリング調査地点はありません。
※対象地や隣接地のボーリング調査の結果等が明らかになり地盤への影響が判明した場合には、地盤リスクの評価を見直す可能性があります。
浸水リスク
浸水可能性は指摘されていません。
※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]
建物
●2011年1月竣工の中層RC造建物(地上8階建)です。
●施工会社は、準大手ゼネコンの「東急建設」です。
●中層RC造建物なので、損壊リスクは低いでしょう。
接面道路
●西側区道(幅員約7m)、南西側区道(幅員約4m~4.3m)、北側私道、東側私道の4本の道路に接面している4方路地です。接道部分では、敷地後退をして歩道を整備しています。
●西側接面道路は、片側一車線が整備された道路であり、幹線道路との接続に支障となる箇所もないので、系統連続性は良好と判断します。
●接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。
地域危険度調査
東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「洗足1丁目」の地域危険度は”3”(※)であり、災害リスクが多少残る地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。
周辺環境他
●「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、洗足1丁目は6件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”です。
●敷地の権利が、普通借地権となっています。「定期借地権」ではないので、建物の存続期限に関する問題は原則的にありません。
本マンションの総評
●表層地盤増幅率が比較的良好な台地に位置します。
●周辺の同地形にボーリング調査がありませんので、地盤の検証ができませんでした。
●浸水可能性は指摘されていません。
●中層RC造建物なので、損壊リスクは低いでしょう。
●接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いでしょう。
⇒表層地盤増幅率が比較的良好な台地に位置しますので、大きな地盤リスクはないと判断します。浸水リスク、建物損壊リスク、火災リスクも低いことから、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)
≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。