物件名　ザ・レジデンス千歳船橋

１．大地震が発生しても安全か

[所在地]
[グランエアレジデンス(以下、西棟)]〒156-0055 東京都世田谷区船橋２丁目４−２５
[ノーブルエアレジデンス(以下、東棟)]〒156-0055 東京都世田谷区船橋１丁目４１−１５

標高・地形

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

地盤ハザード(災害危険)エリア

表層地盤増幅率

●標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が“1.8”以上だと、地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは“1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供：防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

周辺のボーリング調査

●敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
●周辺にある調査地点では、
▼深度9ｍほどまでN値10未満の少し柔らかい地層が続きます。
▼深度10m～14mで一旦N値50超の固い地層になるが、それ以降、多少柔らかい地層が混在する地点もあります。
▼支持層の深さは11m～20mのようです。
●比較的浅いうちに固い地層となり、支持層もさほど深くはないようなので、大きな地盤リスクはないと判断します。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、当該地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

建物

●どっしりとした形状であり、建物損壊リスクは低いと判断します。

２．1000年に一度の大水害が発生しても安全か

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

３．その他の災害リスク

接面道路

▼[東棟]東側都道幅員約5.8m、北側区道幅員約5m、西側区道幅員約2m～2.5m、南側通路
▼[西棟]西側都道幅員約5.8m、東側区道幅員約4.2m～4.5m、南側私道
●接面する都道は、片側一車線が整備されていない、都道としては幅員が狭い道路です。
●環八通りは近いものの、系統連続性は普通とします。
●接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

●東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、東棟が存する「船橋1丁目」の地域危険度は“4”(※)であり、災害リスクが大きい地域であるとされています。
●西棟が存する「船橋2丁目」の地域危険度は“２”(※)であり、災害に比較的強い地域であるとされています。
●対象地は、ほぼ周囲を道路に囲まれ、環八通りとも近接していることから、地域の災害リスクの影響を受ける度合いは低いと考えます。

※地域危険度は、5段階評価で１が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

●「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2024年累計」を見ると、東棟が存する船橋1丁目は、53件となっており、治安は“5段階で最悪レベル”です。
●西棟が存する船橋2丁目は4件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”です。

４．本マンションの総合評価

【地震リスク】
大きな地盤リスクはないと推察される場所に建つ、どっしりとした形状の建物なので、地震時に大きな被害が生じる可能性は低いでしょう。
【水害リスク】
標高や地形からみて、大きな浸水リスクはないと判断します。
【その他リスク】
大きなリスクを感じるような要素なし

⇒これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル５”とします。
(５段階評価で５が最も安全)

《評価時点》2025年9月