【防災力:5】ザ・パークハウス石神井公園テラス

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 ザ・パークハウス石神井公園テラス

[所在地] 〒177-0041 東京都練馬区石神井町2丁目34−17

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率が優良レベルの台地
浸水 []大きな浸水リスクなし
建物 []2022年竣工の低層RC造建物
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約44m~46mの台地に位置します。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.38″です。
都区内で優良レベルであり、地震の際の揺れが小さくなる可能性が高い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に及び周辺の同地形(台地)に公開されたボーリング調査地点はありません。
※対象地や隣接地のボーリング調査の結果等が明らかになり地盤への影響が判明した場合には、地盤リスクの評価を見直す可能性があります。

浸水リスク

敷地の北部に約0.3mの浸水可能性が指摘されています。
対象地の北側のエリアは、周辺の土地と比較して少し低くなっており、想定を超える大雨が降った場合には、水が集まり浸水被害が拡大する可能性があります。
ただ、標高や地形からみて、敷地全体に大きな影響を及ぼす可能性は低いと判断します。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2022年6月竣工の低層RC造建物(地下1階地上3階建)です。
施工会社は、マンション建設に実績のある「ピーエス三菱」です。
低層RC造建物なので、建物損壊リスクは低いです。

 接面道路

西側(幅員約6.4m)、南側(幅員約6m)の2本の区道に接面する2方路地です。
南側接面道路は、東方にある片側一車線が整備された道路との接続が容易なので、系統連続性は良好と判断します。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「石神井町2丁目」の地域危険度は“1”(※)であり、災害に強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、石神井町2丁目は32件となっており、治安は“5段階で3番目のレベル”です。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が優良レベルの台地に位置します。
大きな浸水リスクはないでしょう。
低層RC造建物なので、損壊リスクは低いです。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

表層地盤増幅率が優良レベルの台地に位置しますので、大きな地盤リスクはないものと推察します。その他のリスクも低いので、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。