【防災力:3】パークホームズ西馬込

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 パークホームズ西馬込

[所在地] 〒146-0081 東京都大田区仲池上2丁目21−5

防災力 Level 3
地盤 []沖積層、表層地盤増幅率が非常に高い
浸水 []氾濫浸水区域内で、約2.5mの浸水可能性
建物 []低層及び中層RC造建物
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高6mほど、呑川流域の低地に位置します。
対象地は、最も新しい地層である「沖積層」の堆積エリアに含まれます。沖積層は、まだ固まり切っていない軟弱な地層であり、地震時に揺れやすい傾向があります。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤の地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”2”です。
都区内で、東部低地や埋立地エリアを除けば非常に高い数値であり、地震の際の揺れが大きくなる可能性が高い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
周辺にある複数の調査地点では、表層はN値0の非常に柔らかい地層ですが、支持層の深さは、10m~12mの地点と18m~22mの地点が散在しています。
支持層に深度10m~12mで到達するなら、マンション用地として悪くない場所ですが、深度20m前後となると良いとはいえなくなります。
表層が非常に柔らかく、支持層の深さが把握しづらいので、地盤の良い場所とはいえません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、当該地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

最大約2.5mの浸水可能性が指摘されています。
対象地は、赤い線で表示される「呑川が氾濫した場合の浸水区域」内に位置しており、呑川の河岸より標高が低いくらいであるため、予想を超える大雨が降った場合には想定外の浸水被害が発生する可能性があります。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2007年2月竣工の中層RC造建物(地上6階建)です。施工会社は、マンション建設を多く手掛ける「新日本建設」です。
中層RC造建物なので、建物損壊リスクは低いと判断します。

 接面道路

東側(幅員約10.1m)、西側(幅員約6.8m)の2本の区道に接面している2方路地です。
東側道路は、片側一車線及び歩道が整備された道路であり、国道1号線(第二京浜)へのアクセスは容易なので、系統連続性は良好です。
また、東側道路は「補助線街路第43号線」に指定され、都市計画道路として整備が進められています。完了しますと、幅員約20mの道路となります。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「仲池上2丁目」の地域危険度は“1”(※)となっており、災害に強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、仲池上2丁目は13件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”となっています。

 本マンションの総評

沖積層エリアに該当する低地で、表層地盤増幅率が非常に高いです。
ボーリング調査の結果も、あまり良くありません。
吞川の氾濫浸水区域内に位置しており、想定を超える浸水被害があり得ます。
中層RC造建物なので、建物損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いでしょう。

沖積層エリアに該当し、表層地盤増幅率も非常に高い「低地」なので、地盤リスクの存在を認めます。呑川の氾濫浸水区域内に位置し、最大2.5mの浸水可能性が指摘されていますので、浸水リスクは高いです。これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル3”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。