物件名　グランドヒルズ三軒茶屋ヒルトップガーデン

１．大地震が発生しても安全か

[所在地] 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂３丁目３７−1

標高・地形

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

地盤ハザード(災害危険)エリア

表層地盤増幅率

●標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと、地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”未満です。

※ [J-SHIS Map(提供：防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

近隣のボーリング調査

●敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
●周辺にある調査地点では、
▼表層は、都区部の武蔵野台地エリアとして、問題のない固さがあるようです。
▼深度約8m～9mに柔らかい地層が混在する地点もあります。
▼支持層には、深度約6m～14mで到達するようです。
●柔らかい地層も混在しますが、支持層は比較的浅いです。マンション用地としては問題のない場所でしょう。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

建物

●免震構造のどっしりした形状の建物なので、損壊リスクは低いです。

２．1000年に一度の大水害が発生しても安全か

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

３．その他の災害リスク

接面道路

●北側都道(幅員15m超)、西側区道(幅員約8m)、南側区道(幅員約6m)の3本の道路に接面する3方路地です。
●接道部分では、敷地後退をして歩道等を整備しています。
●敷地の東側には通路もあるので、4方路地のように独立した区画です。
●淡島通り(都道)に接面しているので、系統連続性は良好です。
●接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

●東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「太子堂3丁目」の地域危険度は“３”(※)であり、災害リスクが多少残る地域であるとされています。
●太子堂3丁目は、古い木造住宅が密集している地域が残っているので、このような結果となっていますが、対象地は町域の外れにあり、淡島通り沿いかつ敷地に余裕があることから、周辺地域の災害リスクから受ける影響は低いでしょう。

※地域危険度は、５段階評価で１が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

●「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2024年累計」を見ると、太子堂3丁目は13件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”です。
●西側に中学校が近接しているため、騒がしく感じる可能性があります。

４．本マンションの総合評価

【地震リスク】
地盤リスクが低い場所に建つ免震構造のマンションなので、大地震が発生しても建物が損壊するリスクは低いと判断します。
【水害リスク】
標高や地形からみて、大きな浸水リスクはないと考えます。
【その他リスク】
特段の災害リスクなし

⇒これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル５”とします。
(５段階評価で５が最も安全)

《評価時点》2025年9月