【防災力:5】コスモグランリュクス世田谷

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 コスモグランリュクス世田谷

[所在地] 〒157-0065 東京都世田谷区上祖師谷5丁目15

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率が標準的な台地
浸水 []大きな浸水リスクなし
建物 []全体的にどっしりとした形状
火災 []系統連続性は普通
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約45m~46mの台地に位置します。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤の地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.62”です。
都区内の武蔵野台地エリアでは標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6″以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
西側隣地付近にある調査地点
表層面に大きな問題は見られません。
深度20mでも支持層に到達しません。(当該地点の柱状図の表記が深度20mまでしかない)
北西方にある調査地点の柱状図では、深度17mほどで支持層に到達するようです。少し支持層が深いので、マンション用地として良い地盤とはいえませんが、大きな地盤リスクを感じるような場所ではありません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、当該地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

敷地の一部に約0.2mの浸水可能性が指摘されていますが、地形や標高から見て、敷地全体に大きな影響はないものと判断します。
※想定を超える大雨が降った場合には、内水氾濫の被害が拡大する可能性があります。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2005年8月竣工のRC造地下1階地上10階建です。施工会社は、大手ゼネコンの「長谷工コーポレーション」です。
全体的にどっしりとした形状の建物なので、建物損壊リスクは低いと判断します。

 接面道路

南側(幅員約6m)、北東側(幅員約4m)の2本の区道と接面する2方路地です。東側にも通路を設けており、3方路のような接道状況です。南側接道部分は、敷地後退をして歩道を整備しています。
片側一車線が整備された広い道路に、直線的にアクセスできる道路はないため、系統連続性は「普通」と判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はないので、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「上祖師谷5丁目」の地域危険度は“3”(※)となっており、災害リスクがそれなりにある地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2022年累計」を見ると、上祖師谷5丁目は4件となっており、治安は“5段階で1番安全なレベル”となっています。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が標準的な台地に位置します。
大きな浸水リスクはないでしょう。
全体的にどっしりとした形状の建物であり、建物損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はないので、火災時の災害リスクは低いでしょう。

全体的に、非常に良い点は少ないですが、逆にマイナスとなる大きな悪い点もありません。総じて安心できる物件であると判断し、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。