簡易分析項目の説明

地形図

地形図の簡易分析は、国土地理院地図の「土地条件図」による色付けで判定しています。
※「土地条件図」の見方などは、こちらのページを参考にしてください。

上図は、国土地理院地図の「土地条件図」のキャプチャ画像です。
詳しくは、国土地理院地図の凡例をご覧いただきたいのですが、上図に含まれる情報を簡略化して羅列しますと、

オレンジ色 台地
うす茶色 凹地・浅い谷
緑色 山地斜面等
青い斜め点線 切土地
赤い斜め点線 盛土地・埋立地

となり、「オレンジ色」の場所が住まいに適した「台地上(高台)」となります。
評点の判断基準は以下の通りです。場所によっては、「3点にするか4点にするか」と迷う立地もあったのですが、詳しくはお問い合わせください。
※リスクを分かり易く伝えるために5点満点としています。また、対象地でのボーリング調査結果は反映しておらず、あくまで土地条件図を主とした簡易分析であることをご了承ください。

★★★★★(5点)
〇高台の平坦地
★★★★(4点)
「台地上」であるが、
〇ヘリに近い場所にある場合
〇傾斜地(坂の途中※)である場合
〇近隣に公開されているボーリング調査結果があり、その結果から多少の地盤リスクを感じる場合 等
※「傾斜地(坂の途中)」は地形が複雑な場合があるので、当該地のボーリング調査結果を見ないと判断がしづらいのです。
★★★(3点)
〇「台地上」と「台地上ではない場所」にまたがっている敷地等で地盤に問題があるとは判定できない場合
〇「台地上の凹地・浅い谷」の場合
〇台地の周縁部にある傾斜地のうち「切土」の場合
〇敷地内もしくは近接地のボーリング調査結果があり、その結果から地盤リスクを感じる場合 等
★★(2点)
〇低地・谷地・窪地
〇盛土 等
★(1点)
低地・谷地・窪地・盛土等、かつ「液状化の可能性がある地域」に該当する場合

浸水

浸水可能性の簡易分析は、自治体が公開している「洪水(浸水)ハザードマップ」による色付けで判定しています。
※「ハザードマップ」の見方などは、こちらのページを参考にしてください。

上図は、「新宿区洪水ハザードマップ」凡例のキャプチャ画像です。
実際には、それぞれの自治体が発行しているハザードマップの凡例をご覧ください。色ごとの深度など、自治体によって異なる場合があるので。

評点の判断基準は以下の通りです。
※リスクを分かり易く伝えるために5点満点としています。ハザードマップは、あくまで“想定”であることを前提に、昨今頻発している“想定外”の雨量でも命や財産をリスクにさらさないように、保守的に判断してください。

★★★★★(5点)
[無色]浸水可能性の指摘無し
★★★★(4点)
[無色]敷地自体の浸水可能性の指摘はないものの、隣接地や高低差のない近隣地に浸水可能性が指摘されている場合
★★★(3点)
[黄色]敷地の一部に0.1m~0.5mの浸水可能性が指摘されている場合(床下浸水に止まることを想定)
※高台でも内水氾濫の想定により色が付けられている箇所がありますが、実際にはあまりリスクを感じない場合もあります。
★★(2点)
[黄土色]敷地の一部に0.5m~1.0mの浸水可能性が指摘されている場合(床上浸水を想定)
★(1点)
上記を超える浸水可能性が指摘されている場合

犯罪

犯罪発生数の簡易分析は、警視庁の「犯罪情報マップ」による色付けで判定しています。
※「犯罪情報マップ」の見方などは、こちらのページを参考にしてください。

上図は、「犯罪情報マップ」のキャプチャ画像です。
子育てファミリーには「濃い緑色」の地域がお勧めです。子育ては関係なくとも、住まいに適しているのは「黄緑色」までの地域だと思います。
評点の判断基準は以下の通りです。

★★★★★(5点)
[濃い緑色・無色] 全刑法犯の年間発生件数が25件以下である非常に安全な地域
★★★★(4点)
[黄緑色] 全刑法犯の年間発生件数が26-67件である比較的安全な地域
★★★(3点)
[黄色] 全刑法犯の年間発生件数が68-155件である、たまに犯罪が発生する地域
★★(2点)
[オレンジ色] 全刑法犯の年間発生件数が156-413件である犯罪が発生する可能性が高い地域
★(1点)
[赤色] 全刑法犯の年間発生件数が414件超である住むのは危険な地域