物件名　プラウド駒込

１．大地震が発生しても安全か

[所在地] 〒170-0003 東京都豊島区駒込４丁目３−２０

標高・地形

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

地盤ハザード(災害危険)エリア

表層地盤増幅率

●標準よりやや高い数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性がある場所です。
※地盤増幅率が”1.8″以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6″以下です。

※ [J-SHIS Map(提供：防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

●敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
●隣接する調査地点では、
▼深度10m前後でN値20以上の固い地層となりますが、深度十数mにN値10未満の地層が入る地点があります。
▼深度20mを超えてもN値20未満の地層が続く地点が多く、支持層の深さは27mほどのようです。
●十数mより深いところにマンション用地としては柔らかい地層が続く地点が多く、支持層も深いので、地盤の良い場所とはいえません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

建物

●階層の高いG棟・H棟は免震構造、他も横長のどっしりとした形状の建物なので、損壊リスクは低いと判断します。

【参考】東日本大震災から学んだのは「“想定”が少ない方が安全」（免震構造についての私見が含まれます)

２．1000年に一度の大水害が発生しても安全か

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

３．その他の災害リスク

接面道路

●北東側(幅員7m超)、北西側(幅員約4m)の2本の区道に接面する角地です。
●北東側接面道路は一方通行路なので、系統連続性は普通と判断します。
●接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

●東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「駒込4丁目」の地域危険度は“１”(※)であり、災害に強い地域であるとされています。

※地域危険度は、５段階評価で１が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

●「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2024年累計」を見ると、駒込4丁目は16件となっており、治安は“5段階で2番目に安全なレベル”です。
●西側に中学校、東側にゴルフ練習場、南側には山手線の線路が近接しており、騒がしく感じる可能性があります。

４．本マンションの総合評価

【地震リスク】
地盤に多少のリスクが認められる場所なので、一部免震構造の建物ですが、地震時に被害が発生する可能性はあるでしょう。
【水害リスク】
浸水可能性の指摘は、敷地の周縁部にとどまるため、敷地全体に大きな影響を与えることはないものと判断します。
【その他リスク】
大きなリスクを感じるような要素なし

⇒これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル４”とします。
(５段階評価で５が最も安全)

《評価時点》2025年9月