【防災力:5】ダイナシティ三宿

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族のと”財産を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 ダイナシティ三宿

[所在地] 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂1丁目3−36

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率が標準レベルの台地
浸水 []浸水可能性の指摘なし
建物 []2006年竣工のRC造地上9階建
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高32m超の「台地」になります。
対象地は、12万年前~16万年前に作られたという「埋没谷(東京層下部基底面)」の範囲に該当しますが、埋没谷の境界付近で、含まれている範囲も浅い部分なので、地盤リスクへの影響は限定的なのではないかと考えます。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

【参照】地下に「埋没谷」があると、何が悪いのか?

 表層地盤増幅率

表層地盤の地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.63”です。
都区内の武蔵野台地エリアでは標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと、地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に、公開されたボーリング調査地点はありません。
東側に隣接した調査地点の地盤は、あまり良いとはいえません。
深度6m付近にN値1の非常に柔らかい地層があります。
一旦固い地層となりますが、深度11m~14mほどでN値6~7の少し柔らかい地層となるなど、埋没谷の影響も見られます。
南方及び南西方にある複数の調査地点では、深度10m~13mで支持層となるようです。これらの地点は、マンション用地として悪い場所ではありません。
周辺に悪くない地盤の場所もあるため、ボーリング調査による対象地の地盤リスクの判定は中立とします。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

浸水可能性は指摘されていません。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2006年に竣工したどっしりとした形状のRC造地上9階建です。施工会社は、マンション建設を多く手掛ける「前田建設工業」です。
大地震の際における建物の損壊リスクは低いものと判断します。

 接面道路

東側で幅員約20mの都道と接面しています。接道状況及び系統連続性に問題はないので、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「太子堂1丁目」の地域危険度は”1”(※)となっており、災害に対して強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2022年累計」を見ると、太子堂1丁目は17件となっており、治安は“5段階で2番目に安全なレベル”となっています。
中学校が隣接しており、騒がしく感じる可能性があります。
また、都道420号線沿いかつ交通量の多い玉川通り及び首都高速3号渋谷線に近接していることから、気管支や肺に病気を持つお子さんがいるファミリーにはお勧めできません。

【参照】幹線道路沿いの物件を勧めない理由

 本マンションの総評

標高32m超の「台地」で、表層地盤増幅率の数値も悪くありません。
浸水リスクは指摘されていません。
2006年竣工の全体的にどっしりとした形状のRC造建物なので、建物の損壊リスクは小さいと判断します。
接面状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いです。

表層地盤も悪くない台地に建つ、全体的にどっしりとした形状のRC造建物なので損壊リスクは低いでしょう。浸水リスク及び火災リスクも低いことから、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。