【防災力:5】クリオレミントンハウス阿佐ヶ谷

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族のと”財産を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 クリオレミントンハウス阿佐ヶ谷

[所在地] 〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南1丁目12−5

防災力 Level 5
地盤 []ボーリング調査に大きな問題なし
浸水 []大きな浸水リスクなし
建物 []全体的にシンプルな形状
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約43m~44mの台地です。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤の地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.73~1.77”です。
都区内の武蔵野台地エリアでは高い方の数値であり、地震の際の揺れが大きくなる可能性がある場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
周辺にある複数の調査地点では、
表層面は、良いとはいえませんが、大きなリスクを感じるような地層ではありません。
支持層には、西方の区役所にある1ヶ所だけが深度13mほどで到達するようですが、他の地点では深度30mを超えるような地点もあります。
対象物件の公式ホームページに「支持地盤までの深さ約13m」と示唆する表記があります。敷地全体で支持層の深さが13mほどだとは思えませんが、反証もないので、支持層の深さは約13mとします。
表層面が大きな問題を感じるような地層ではなく、支持層の深さが13mほどなのであれば、マンション用地として悪い場所ではありません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

敷地の一部に0.2mほどの浸水可能性が指摘されていますが、地形や標高から見て、敷地全体に大きな影響を及ぼすことはないものと判断します。
※想定を超える大雨が降った場合には、内水氾濫の被害が拡大する可能性があります。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2003年2月竣工のSRC造地下1階地上14階建です。施工会社は、準大手ゼネコンの「三井建設(現:三井住友建設)」です。
全体的にはシンプルな形状なので、建物損壊リスクは低いものと判断します。

 接面道路

南西側都道(幅員約25m)、北西側区道(幅員約5.3m~5.5m)、北東側区道(幅員約5m)、南東側区道(幅員約3.2m~4m)の4本の道路に接面している4方路地です。区道との接道部分は、そのほとんどで敷地後退をして歩道を整備しています。
青梅街道(都道)に接面しているので、系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「阿佐谷南1丁目」の地域危険度は“4”(※)となっており、災害リスクが大きい地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2022年累計」を見ると、阿佐谷南1丁目は50件となっており、治安は“5段階で4番目のあまり治安が良くないレベル”となっています。
侵入窃盗が4件発生しており、注意が必要です。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率はやや高いものの、周辺のボーリング調査には大きな問題はないようです。
浸水リスクが大きな影響を及ぼすことはないものと判断します。
全体的にはシンプルな形状なので、建物損壊リスクは低いと判断します。
接道状況及び系統連続性に問題はなく、火災時の災害リスクは低いと判断します。

表層地盤増幅率はやや高いものの、周辺のボーリング調査からは大きな地盤リスクの兆候は見出せませんでした。その他の、浸水リスク、建物損壊リスク、火災リスクはいずれも低いことから、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。