【防災力:5】シティテラス善福寺公園
「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることができる不動産なのか否かを不動産鑑定士(兼防災士)が簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。
物件名 シティテラス善福寺公園
1.大地震が発生しても安全か
| 対地震 | Level 5/5 (リスク小) |
| 地盤ハザード | [3/5]「液状化」に該当 |
| 地盤増幅率 | [3/5]標準的 |
| ボーリング | [4/5]浅いうちに固い地層 |
| 建物 | [5/5]2023年竣工の低層RC造建物 |
| 【対地震の評価】 [地盤] ●「直接基礎」を採用可能な地盤で、ボーリング調査でも、浅いうちに固い地層となることが推察されるので、地盤に問題はないと判断します。 〔建物〕 ●2023年竣工の低層RC造建物なので、損壊リスクは低いです。 〔対地震総評〕 ●地盤に問題のない場所に建つ低層RC造建物なので、大きな地震の際でも損害が発生する可能性は低いと判断します。 |
[所在地] 〒177-0053 東京都練馬区関町南2丁目6−16
標高・地形
| 標高 | 約53m~54m |
| 地形 | 凹地(一部、台地) |

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]
地盤ハザード(災害危険)エリア
| 液状化 | 液状化の可能性がある地域 |
| 沖積層 | 該当なし |
| 埋没谷 | 該当なし |
| 急傾斜等 | 該当なし |
●東京都建設局が公開している「東京の液状化予測図」では、「液状化の可能性がある地域」に含まれます。

※ 東京都建設局 → [東京の液状化予測図]
表層地盤増幅率
| 表層地盤増幅率 | 1.62~1.63 |
●標準的な数値であり、地震時の揺れが大きくなる可能性は低い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]
【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)
近隣のボーリング調査
●敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
●北方で近接する調査地点では、
▼深度9mほどでN値20を超え、深度10m過ぎにN値50となります。
▼深度20mほどにN値14の地層も入りますが、概ね固い地層を維持するようです。
▼柱状図に深度22mまでしか表記がなく、支持層の深さは不明です。
●周辺にある調査地点では、深度11m過ぎに支持層となる地点が多いです。
●地下水位の下に砂質の地層は少ないので、液状化の可能性はあまり大きくないと考えます。
●本件マンションの公式ホームページに、「直接基礎」を採用している旨の記載があります。
●浅いうちに固い地層となり、「直接基礎」が可能な地盤なので、地盤に問題はないと判断します。
建物
| 築年 | 2023年9月竣工 |
| 構造 | RC造地上4階建 |
| 施工会社 | 長谷工コーポレーション |
| その他 | - |
●低層RC造建物なので、損壊リスクは低いです。
2.1000年に一度の大水害が発生しても安全か
| 対水害 | Level 4/5 (大きな浸水リスクなし) |
| 標高 | 約53m~54m |
| 地形 | 凹地(一部、台地) |
| 浸水深 | [内水氾濫等]約0.1m |
| 【対水害の評価】 [標高・地形] ●標高約53m~54mの凹地(一部、台地)に位置します。 ●凹地は、台地の一般面上にあって、相対的に低い地形です。 ●ただし、対象地は、周辺の台地と比較しても標高は同程度です。 〔浸水深〕 ●敷地の一部に約0.1mの浸水可能性が指摘されています。 〔対水害総評〕 ●周辺の台地と標高が変わらない場所に位置し、浸水可能性の指摘が僅かなので、大きな浸水リスクはないでしょう。 ●想定を超える大雨が降った場合には、浸水被害が拡大する可能性があります。 |

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]
3.その他の災害リスク
| その他 | Level 5/5 (特段の災害リスクなし) |
| 接道状況 | 良好(前面道路幅員約25m) |
| 系統連続性 | 良好 |
| 地域危険度 | 比較的安全 |
| その他 | - |
接面道路
●北東側都道(幅員約25m)、北西側区道(幅員約4.9m~6m)の2本の道路に接面する2方路地です。
●青梅街道(都道)に接面しているので、系統連続性は良好です。
●接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。
地域危険度調査
●東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「関町南2丁目」の地域危険度は“2”(※)であり、災害に比較的強い地域であるとされています。

※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。
周辺環境他
●「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2025年累計」を見ると、関町南2丁目は15件となっており、治安は“5段階で2番目に安全なレベル”です。
●青梅街道沿いであることから、気管支や肺に病気を持つお子さんがいるファミリーにはお勧めできません。
【参照】幹線道路沿いの物件を勧めない理由
4.本マンションの総合評価
| 総合 | Level 5/5 |
| [対地震] | Level 5/5 (リスク小) |
| [対水害] | Level 4/5 (大きな浸水リスクなし) |
| [その他] | Level 5/5 (特段の災害リスクなし) |
【地震リスク】
地盤に問題のない場所に建つ低層RC造建物なので、大きな地震の際でも損害が発生する可能性は低いと判断します。
【水害リスク】
周辺の台地と標高が変わらない場所に位置し、浸水可能性の指摘が僅かなので、大きな浸水リスクはないでしょう。
【その他リスク】
特段の災害リスクなし
⇒これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル5”とします。
(5段階評価で5が最も安全)
≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。
《評価時点》2026年3月
