【防災力:4】アトラスヒルズ文京白山

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 アトラスヒルズ文京白山

[所在地] 〒113-0023 東京都文京区向丘2丁目29−5

防災力 Level 4
地盤 []液状化、ボーリング調査がいま一つ
浸水 []浸水可能性の指摘なし
建物 []少し複雑な形状
火災 []接道状況及び系統連続性は非常に良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高23mほどの台地に位置しています。
東京都建設局が公開している「東京の液状化予測図」では「液状化の可能性がある地域」に敷地が含まれています。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]


※ 東京都建設局 → [東京の液状化予測図]

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.28~1.41”です。
都区内で優良レベルであり、地震の際の揺れが小さくなる可能性が高い場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
周辺にある調査地点を見てみると、
表層面は問題がないものの、深度6m~7mほどにN値2の柔らかい地層がある地点が多いです。
支持層に到達するのは、深度41mほどとなるようです。
浅い部分に柔らかい地層が存在し、支持層が深いので、良い地盤とはいえません。
また、調査地点によっては地下水位が0mであり、砂質の地層が多くを占める地点が多いこのエリアでは、液状化リスクを否定できません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、対象地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

浸水可能性は指摘されていません。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2005年11月竣工のRC造地上15階建です。施工会社は、準大手ゼネコンの「安藤建設(現:安藤・間)」です。
少し縦長で、上から見ると少々複雑な形状をしています。横長でシンプルな形状の建物と比較したら建物損傷リスクを多少認めます。

 接面道路

南西側都道(幅員約22m)、北西側都道(幅員約11.2m)の2本の道路と接面している角地です。
2本の都道の交差点に位置しているので系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性は非常に良好で、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「向丘2丁目」の地域危険度は“2”(※)となっており、災害に比較的強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、向丘2丁目は13件となっており、治安は“5段階で2番目に安全なレベル”となっています。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が優良レベルの台地に位置します。
「液状化の可能性がある地域」に該当し、周辺のボーリング調査もあまり良くありません。
浸水可能性は指摘されていません。
少し複雑な形状なので、建物損傷リスクを多少認めます。
接道状況及び系統連続性は非常に良好で、火災時の災害リスクは低いです。

「液状化の可能性がある地域」に該当し、周辺のボーリング調査もあまり良くないので、地盤リスクをある程度認めます。建物が少し複雑な形状なので、損傷リスクを多少認めます。これらを総合的に勘案し、防災力を“レベル4”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。