【防災力:5】リーデンススクエア石神井台

「東南海トラフ地震」「首都直下地震」等の大地震や、千年に一度といわれるような「スーパー台風」「線状降水帯豪雨」等の大水害等に遭遇しても、家族の”命”と”財産”を守ることのできる可能性が高い不動産であるか否かを簡易評価します。
災害に強い不動産は資産性も保たれます。
※建物が壊れたら資産性どころの話ではないので。

物件名 リーデンススクエア石神井台

[所在地] 〒177-0045 東京都練馬区石神井台8丁目18−34

防災力 Level 5
地盤 []表層地盤増幅率及びボーリング調査が良好な台地
浸水 []浸水可能性の指摘なし
建物 []2005年竣工の低層及び中層RC造建物
火災 []接道状況及び系統連続性は良好
※5段階評価で5が最も安全(判断基準はこちら)

 標高・地形

標高約52m~53mの台地に位置します。
「液状化」「埋没谷」等の地盤ハザードエリアに該当しません。

※ [国土地理院地図] → [土地の成り立ち・土地利用] → [土地条件図]

 表層地盤増幅率

表層地盤における地震時の揺れの大きさを示す地盤増幅率は”1.46~1.52″です。
都区内では比較的低い数値であり、地震時の揺れが小さく抑えられる可能性がある場所です。
※地盤増幅率が”1.8”以上だと地盤が弱い(揺れやすい)とされます。推奨レベルは”1.6”以下です。

※ [J-SHIS Map(提供:防災科学技術研究所)] → [表層地盤]

【参照】高台立地が原則だが、高台でもダメな場所がある(J-SHIS Mapの見方)

近隣のボーリング調査

敷地内に公開されたボーリング調査地点はありません。
東方にある調査地点では、表層面でN値3~4ありますが、深度約6m~7mにN値が2の柔らかい地層があります。支持層には深度10mほどで到達するようです。
南西方にある調査地点では、表層面でN値3~4ありますが、深度10m過ぎまでN値が3ほどのままです。支持層には深度12mほどで到達するようです。
表層面に大きな問題がなく、支持層も比較的浅いので、マンション用地として、悪い場所ではありません。
※地層は、数メートル離れただけで大きく変わることがあるので、購入の際には、当該地の地盤調査報告書を取り寄せましょう。

浸水リスク

浸水可能性は指摘されていません。

※ [東京都建設局 浸水予想区域図] → [浸水リスク検索サービス]

 建物

2005年2月竣工の中層部分(地上8階建)及び低層部分(地上4階建)からなるRC造建物です。
施工会社は、マンション建設に実績のある「名工建設」です。
低層及び中層の建物なので、損壊リスクは低いでしょう。

 接面道路

北側都道(幅員約12m)、西側私道の2本の道路に接面する角地です。
富士街道(都道)沿いなので、系統連続性は良好です。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

地域危険度調査

東京都の「地震に関する地域危険度測定調査」によると、「石神井台8丁目」の地域危険度は“2”(※)であり、災害に比較的強い地域であるとされています。
※地域危険度は、5段階評価で1が最も安全であることを示しています。

周辺環境他

「警視庁犯罪情報マップ」の「全刑法犯発生数2023年累計」を見ると、石神井台8丁目は14件となっており、治安は“5段階で2番目に安全なレベル”です。

 本マンションの総評

表層地盤増幅率が比較的良好な台地に位置します。
ボーリング調査も良好な結果です。
浸水可能性は指摘されていません。
低層及び中層RC造建物であり、損壊リスクは低いでしょう。
接道状況及び系統連続性は良好であり、火災時の災害リスクは低いです。

表層地盤増幅率及びボーリング調査が(比較的)良好な台地に位置するので、地盤リスクは低いと判断します。その他のリスクも低いので、防災力を“レベル5”とします。(5段階評価で5が最も安全)

≪注意事項≫
1. 本件評価は、不動産鑑定評価の手法に則ったものではありません。公開された情報のみを根拠とした「簡易評価」であり、実際に購入の判断をする際には、より詳細な調査が必要となります。
2. 本件評価の「リスク評価」は相対的なものです。防災上、“絶対に安全”といえる立地はありません。
3. 本件評価により損害や紛争が発生した場合でも、当社は責任を負いません。